自分の資源をフローにする(貯めるのではなく流れるようにする)

私が影響を受けたビジネスマンに,鮒谷 周史さんという方がいます。色んなメルマガを読んでいた頃があって,ほとんどのメルマガはやめてしまったのですが,この方のメールはやめることができずに読み続けていました。それだけ引きつける才能をお持ちの方です。

その方の書いた本はなぜか時々読み返したくなります。そして読むたびに,ちょっと元気が出たりします。なんでだろう。
そんな思い入れのある本を紹介します。

仕事は、かけ算。~20倍速で自分を成長させる / 鮒谷周史 (著)

いくつも紹介したい内容があるのですが,今回は一つだけ。

「情報や人脈を溜め込んでいるだけでは成長できない。自分の資源をフローの状態にすることで,現代の「わらしべ長者」が生まれる。」という言葉です。(132ページ)

はっとさせられる名文です。

与えるなら,与えられる。この基本を忘れてはならないのです。

良い情報を仕入れたら,すぐに他人に伝える。美味しいお店を知ったら,人に教える。面白いものを見つけたら,人に教える。
良いモノを仕入れたら,あげられるものは他人に回す。いただきものですがって言って,プレゼントする。
そして難しいけれど,大事な人に大事な人を紹介する。

そうやって,自分の目の前で何かが停滞することがないように,他の人にパスをし続けること,これは自分の成長や幸福に欠かせないものです。
そうすれば,水がさらさらと流れるように,次の良い情報や良いモノや大切な人との出会いがやってくるのです。

大事なものは他の人に教えない,あげないって自分でつかんで離さないでいると,目の前にいろんなものが溜まってしまって,大きな機会損失になってしまう。

そんなことを鮒谷さんは教えてくれました。とても感謝しています。

何でもカテゴライズすると痛い目に合う

認知のゆがみについてネットで読みました。これは誰が書いたものなのでしょう。はっとさせられました。

そこで「認知の歪み レッテル」で検索。このページに行きあたりました。
http://monkeyclinic.seesaa.net/article/294374977.html

「この人はこういう人だ」って,ある程度分析したい衝動が私にはよくあります。とりわけ,家族環境と血液型,その人の周りにいる友達,などを見て考えていきます。

仕事柄,何かをカテゴライズすることで便利を生み出すことには関心があります。もはや職業病と言っても過言ではないです。「戦略プロフェッショナル」ではセグメンテーションと言ってました。二つに違いはあるのだろうか。まあいいか。

「ある程度分類しておくこと」には,価値があると思い込んでいるのです。これが前提。それゆえ,「人を何かに決めつけようとするのは,認知を歪ませる」という言葉は鋭く聞こえたのです。

「あそこは長男同士だから」「O型同士だから」というやつです。

タグをつけながら認知を進める手法が全部悪いとは思わないんですね。けれども,それに縛られてしまうのもよくない。

「結局それってこういうことでしょ」という発想は,自分を小さくするということだなとシナプスがつながりました。

「自分って結局こういう人でしょ」「あなたってこういう人でしょ」… よくないよくない。

仕事をするのには,分類して整理する「カテゴライズ」「セグメンテーション」がとっても大事。
でも,人付き合いにおいて他人を分類してもあまりいいことなし。 よく覚えておきたいです。