MUJIの耐熱ガラスポットとオーケーのくき茶

#どうしてこんなエッセイを書くのかと感じた方は,以前のエッセイを参照していただけますと理解できるかと思います。

今,「オーケーのくき茶」と「MUJIの耐熱ガラスポット」を両方とも検索したけれど,全然情報量が足りませんでした。とてもいい感じです。できるだけ情報の少ないテーマを二つ以上考えて,それをぶつけて書きたいのです。一応念のために書いておきますと,世の中のWebサービス上のどこかに,それぞれの商品の感想を乗せるようでは全く面白くないのです。これが分かってもらえるようになったら,このブログの存在意義がどんどん出てまいります。

僕は基本的にコーヒーが好きです。だいたいMJBのアーミーグリーンというのを好んで飲んでいます。この種類を知らない人のために説明しますと,緑色の缶に入っていて結構いろんなお店などでも使われているものです。僕は気に入っているけれど,当然嫌いな人もいます。そういうことも,amazonの商品のクチコミを見ればわかる時代ですよね。Webクチコミの悪いところは,自分の好きなモノを嫌いって言っている人の情報がどんどん目に飛び込んでくるところですね。いつでも読みたいものではないです,そういうの。ちなみにMJBを気に入ったきっかけは,僕の尊敬している先輩が,「安い割に結構おいしいんだよね」と,ぽろっと一言話していたのを聞いてからです。それ以来何年も飲み続けています。時々種類を変えてみても,だいたい気に入らないです。慣れもあるでしょうね。けれどもひとつ問題なのは,僕のよく行くオーケーというスーパーでは,1kgパックの大きいサイズしか売ってないんです。できることなら340g缶で鮮度を保ちたいのです。ネットでわざわざ買うほどのものでもないしね。

ちなみに,予算があるならスタバのハウスブレンド,これがお勧めです。僕はある時期スタバの本日のコーヒーを飲み続けていたことがあるんですが,日替わりで色々飲んでいる中で,ハウスブレンドの日だけは最高に幸せでした。飲んだ瞬間のちょうど良い苦みと,すっと消えていく後味。まさに昼食後にぴったりのコーヒーです。ポットの話なのになぜだかコーヒーの話で相当盛り上がってしまった。閑話休題。

よくある一日として,朝にコーヒーメーカーに4杯分のコーヒーを落とします。そして,朝のうちに何杯か飲んで,残りは冷めたままにしておきます。そして,飲みたくなったら電子レンジで温めて飲んだりしています。夏場はアイスコーヒーとかにもします。

でも,コーヒーばっかり飲んでいると,お茶も飲みたくなるんですよね。正しく表現しますと,「なんかもうコーヒーはやだ」という瞬間がやってきます。そこでちょうどいいのは大抵紅茶でした。リプトンのイエローラベル。お手軽です。カップにティーバッグを入れてお湯を注いで待てばいいだけだからです。

しかし,ここにも若干の不満が発生してきました。カップ一杯分だけの紅茶を入れて,そのままティーバッグを捨てるのは若干もったいないということと,一回に一杯分しか入れられないと,もっと飲みたいときに何回も作らないといけなくてそれも面倒だということです。ちなみにティーバッグを一回使った後残しておいて,時間がたってからもう一度そのバッグでお茶を入れるのは味が相当落ちるのでイマイチです。

それであるときから,コーヒーメーカーのコーヒーを落とす耐熱ガラスポットに,紅茶をまとめて作ってから飲むようにしました。ティーバッグ2個で,四杯分くらい入れるのです。これがちょうどいい。ティーバッグ1個で二杯分作っているから満足だし,四杯分作ってポットで机に持ってきて,カップに少しずつ入れながら飲んでいると僕には飲みたい量としてもぴったりだったのです。

さて,ようやくタイトルワードに触れることになります。あるとき僕は,お茶を入れたくてコーヒーポットを使おうと思ったのに,冷めたコーヒーが結構残っていて,コーヒーを別の器に移すか,紅茶をあきらめるか,カップで一杯だけ入れるか,コーヒーを無理やり飲むか,という選択に迫られたのです。考えた結果は,そろそろティーポットを買おう,という結論でした。そして探した結果の購入品目がMUJIの耐熱ガラスポットだったのです。

探すにあたっての条件は,耐熱ガラスであること,これが一番でした。お茶を入れるのに,陶磁器というか瀬戸物というか中身が見えない急須タイプは除外でした。お茶を入れているときに色が広がっていく様子がとっても好きなので,ガラスがどうしても良かったんです。あと,残っているお茶の量もすぐに把握できるから機能面でも耐熱ガラスって悪くないですよね。そんな理由でもともとコーヒーメーカーのガラスポットを使っていたわけなんです。(小さな急須は持ってはいたんです)

残りの条件は,3,4杯入れられるサイズであることと,デザインがそれなりに良いことです。茶こしは別に不要でした。ティーバッグで入れればいいから。

ネットで結構探して,雑貨屋なども見たんですけどね。びっくりしました。全然気に入ったものが見つからないんです。結構スタンダードなものを探しているつもりだったのですが,そうでもないという事実とぶつかりました。

MUJIの耐熱ガラスポットは,かなり条件にマッチしたものですが,デザインが気に入りません。もっとモダンな,もしくはスタイリッシュなものがあっても悪くないです。だって毎日使うものだから。色々見ましたけどね,この分野はまだまだ未開拓だってことがよくわかりました。耐熱ガラスティーポット,いいものを作ってくれる人が現れるのを待ちたいと思います。価格帯としては三千円以内が良いかと思います。つまりお洒落で2,980円だったらニーズがあるという予測です。ちなみに,茶葉を入れておくケースやポットとか,保温のポット敷きとか,ふたを色違いにできるとか,同じデザインのティーカップとか,この周辺でブランディングして統一したデザインのもろもろを提供するようにしたら,かなりヒットすると思いますけどね。フランフランとかでやってくれないかなぁ。きっと北欧メーカーとかならあるんだろうな。目利きのバイヤーさんが東急ハンズとかに仕入れてくれるんでもいいなぁ。僕には広告兼販売用のサイトを運営するまでのモチベーションはないですが,誰かがやりたいって言いだしてくれたらお手伝いはしたいです。どなたかいかがでしょうか。

さて,耐熱ガラスポットを買ってきたら嬉しくて,コーヒーと同じくらいお茶を飲むようになりました。ジャンナッツのマスカットティーとかティーバッグの中でも相当美味しいです。さわやかでおすすめ。

紅茶ばっかり入れてたら,ほかのお茶も飲みたくなりました。そうだルイボスティー茶葉の頂き物があったんだったと思い,自作ティーバッグを作るようになりました。これは100円ショップでティーバッグのバッグだけを買ってきて,その中に茶葉を入れるだけというとても簡単な代物です。だしパックなどとも呼ぶようです。僕は茶こしよりもティーバッグが好きです。なぜならそのままポイと捨てればいいだけだから。イチイチ茶こしを洗うのが面倒なのです。水を使わなくていいしね。

ルイボスティーだけに飽き足らず,日本茶も久しぶりに飲みたいなと思うようになって,オーケーの日本茶コーナーに行きました。これは混乱ですよ。すさまじい種類があるのです。20種類ぐらいはあったんじゃないかな。飲み比べられればいいんだけど,そういうわけにもいかないですしね。ティーバッグタイプも良かったんですが,別に自分でティーバッグにすればいいから茶葉だけでもいいかななんて,きょろきょろ見てました。その中で気になったお茶が,「オーケーくき茶」だったのです。何やらデパートで100g500円のものと品質は変わらない,と。さらに「ご満足いただけなければ返金いたします」とまで書いてある。ならばこれを飲んでみようじゃないの,と買ってきました。

いやぁ,くき茶美味しい。これはいいなぁ,日本人の心だなぁ。今まであまり飲んでなかったのに,コーヒー好きだったのに,一気に飲み物が日本茶ばかりになりました。くき茶で検索してネット情報まで拾う始末。「朝には目覚めを。昼には活力を。夜にはリラックスを。」なんて書いてあって,うんうんとニヤニヤしていました。そのぐらい好きになりました。

だから最近はMUJIの耐熱ガラスポットにオーケーのくき茶を入れて飲んでます。あと一回でくき茶がおしまいだから,また買ってこよう。そうしよう。