Akama Miki / Imagine Me Without You 子供が歌うカバー曲の魅力

僕の友人にミャンマー人の16歳の男の子がいます。よく一緒にギターを弾いたり歌ったりします。音楽好きという共通点があって、楽しめます。その子はよくスマホに入れてある音楽を僕に転送してくれます。(zapyaという転送ツールがミャンマー人はみんな大好きです)

とある時に入れてくれたミュージックビデオが、とても良かったのです。女の子が英語の歌を歌っている、それだけなんですけど、何だか引っかかるものがあり、何回か見返しているうちに、とても好きな曲になりました。

曲の名前は Imagine Me Without You というもので、「あなたなしの自分を想像する」ということになると思います。すごくストレートなラブソングなのだと思われます。何しろ英語が苦手なもので。

英語が苦手な割に、この曲のメッセージは何となく僕にでも伝わってくる。もしあなたがいないと想像したら、人生は混乱してしまう、あなたがいるということが何よりも大切だと分かっている、そういうことです。

このカバーしている女の子はAkama Mikiと言うそうで、動画内ではMikiと書かれています。調べてみるとカナダ国籍のようです。ただし、この動画には中国語訳が書かれていて、中国人と一緒に作ったカバーソングなのだろうことが推測されます。

まだ大人になっていない子供が、大人になったなら感じるであろうことを歌う、まだ理解できていない世界のことを歌うというのは、悪くありません。この子がこれからどうやってこの感情を持つようになるのだろうかと温かい目で見守りたくなります。

そして、子供だからこその美しい声があります。マイケルジャクソンの子供時代とかもそうだったのでしょうが、「この時だからこそ出せる魅力」がそこにはあります。とてもべたな表現で恐縮ですが、心洗われるような気持ちになります。

日本人からもこういう素敵なカバーが生まれてほしいと思います。みんなアイドルになって回りから「かわいい」と言われて、「いいね」を集めるだけじゃなくて、色んな才能を発揮してほしいと願います。

さて、カバーソングですから、原曲についても少し触れておきます。

Luis Fonsiというプエルトリコ生まれで、子供の頃アメリカに移住したミュージシャンのようです。1978年生まれで、僕と生まれ年が同じで親近感が沸きました。スペイン語が母語ですが、英語も話せるということのようです。2000年に発表された曲とのことです。もう16年も前の曲なんですね。Luis Fonsiの楽曲もいつか少し聞いてみようかなと思います。

是非、聞いてみてください。僕も練習しようかな。