ミャンマーが貧しい理由 / Why Myanmar is poverty?

私はミャンマーに2年ほど滞在して、ミャンマー人と一緒に仕事をし、ミャンマー語を学んできました。ですから、これから日本人がミャンマーと付き合っていくのに参考になる情報をいくらか書くことができると思います。そして、ミャンマーを説明するときに、貧しさと一緒に考えることが理解の助けになると考えますので、そのように進めていきたいと思います。

なぜ貧しいのか。当たり前のことをまず書きますが、経済発展をしていないからです。

日本はなぜ富んでいるのか、それは経済発展をしたからです。今の若い人たちがたくさんのお金を親から与えられているのは、自分の努力ではなくて、幸運にも先輩たちがたくさん経済発展させてくれた日本に生まれてきたからです。

経済発展に必要なもの。それは、計画性と勤勉さです。さらに、清貧さともいえる正直さ、好奇心ともいえる向上心なども含まれてくるでしょう。これは、日本人なら感覚的に分かることかと思います。

ですので、証拠もなしに主観だけで書きますが、ミャンマーには、計画性と勤勉さと正直さと向上心が乏しいのです。そして多分これはそれほど間違っていないと思います。これら4つの不足について書いていきます。

まず、計画性と勤勉さが足りない理由の一つは、自足自給の食糧だと考えます。恵まれた南国の土壌と環境は、ミャンマーに住む人たちを十分に食べさせることができるほど豊作です。米にしても、美味しいフルーツにしても、安価でいつも十分にあふれています。

アリとキリギリスのイソップ童話が思い浮かびます。食料が不足する冬があるなら、どれくらい食べるのか計画し、必要なだけの量を倉庫に蓄えるために勤勉に働くのです。計画性と勤勉さの欠如は、食べ物のない冬の飢え死にへと向かっているのです。季節的に食料が不足する時期がある地域の人々は、必然的に計画性と勤勉さが生きていくのに不可欠です。

ミャンマー人、働かなくても、食べるものは大体どうにかなる。しかも、フルーツとかすごく美味しい。生きていくだけなら、計画性とか勤勉さとか要らない。家族を大切にして一緒に過ごし、お金はないから紅茶飲みながらずっとおしゃべりしてる。

次に正直さの不足に言及します。明治時代には政治家を含めて清貧という考え方が日本にはあったそうです。賄賂を受け取って自分だけがお金を貯めこむという考え方に抵抗していた跡を今でも感じることができます。

一つの組織がどんどん成長して拡張していくパターンと、腐って停滞するパターンというのはある程度決まっています。停滞する一番わかりやすいパターンは、判断を下すべき人間が判断を先送りすることです。考えなければならないことがある、やらなければならないことがある、だけど、誰がいつやるかを決めない、保留する、こういう習慣がある場合、どんどんスピードが遅くなっていきます。

判断を下すのを先送りする理由の一つに、その人が自分の利益のことを考えているということがあります。他人の利益を考えるなら、すぐにでもやり始めたほうがいいのは分かっていても、自分に美味しくなければ意地悪して止めちゃう。

それは何かといえば、個人的な利益の要求です。これは正直さよりも不正直さにつながる特質です。表向きは綺麗なことを言っていても、実のところは「決めてほしいのなら、俺に賄賂をよこせ、俺のことを大切にしろ、俺を特別扱いしろ、そうしないなら俺は動かん。俺にその権利があるんだ。」これです。組織の運営者が、組織のことを考えずに、自分の利益や自分の心地よさや自分の気持ちよさを追求すると、組織が腐ることにつながります。そして組織のスピードはどんどん遅くなります。

下々のものは、「あの人には賄賂を渡さないとこの話は動かない」などと考えるようになります。「俺はこれだけ上司に賄賂を渡したから、この権利を頂いたのだ。今度は俺が賄賂を受け取る番だ。」と、こうなります。

一番上の人がちょっと利己的に不正直になるだけで、ピラミッド式に、沢山の人が腐っていくのです。これは本当に恐ろしいことです。

つまり、組織はとても快適に早く動いて拡張する場合と、全体が腐っちゃってどうしようもなくなるという極端になりやすいのです。そのカギは、リーダーが正直に組織の利益を追求するのか、不正直に自分の利益を求めるのかの違いです。

ミャンマーには賄賂が横行しています。その理由を深く考えたことはないのですが、熱心な仏教国で、人にはとても優しい特質があるのに、お金のことになると人が変わってしまうのです。自分だけがいくらかのポケットマネーを受け取るということが、役人の当然の習慣になっているのです。「私たちは貧しいんだから、自分がお金をもらえそうな機会があれば、それを絶対に逃さない」という気持ちが何となく伝わってきます。

この不正直さが、様々な政府運営、大きな企業運営のスピードを遅くしていると推測できます。個人のポケットに小銭は入っても、国としての経済発展が遅いから、大きな発展にならないのです。

最後に向上心の不足について書きます。これは、教育制度とつながりがあると思われます。軍政が長く続き、書かれたことを覚える、言われたことを覚える、受け身型の教育ばかりが行われ続けていたことは、ミャンマーにいればすぐに分かります。

ミャンマー教育を受けてなお、主体的に好奇心を持って、自分から質問をし、自分から何かを調査し、おかしなことは直そうとする、遅れている分野は取り戻そうとする、そういう気概を持つというのは難しいことなのだろうと思います。

ゆえに、言われたことには反抗しない、気の良いミャンマー人特質というものがあります。ただし、それは同時に向上心の欠如、変化を求めない雰囲気につながっているのも事実だと思います。それは、経済発展を遅らせている原因の一つに挙げることができると考えます。

貧しさの理由として、計画性、勤勉さ、清貧さともいえる正直さ、好奇心ともいえる向上心の4つが不足している点を上げました。

ですから、民主化して、外資が流れ込んでくれば経済発展をする、という話はその通りなのですが、経済発展させることができる外国人がミャンマーを舞台にして経済発展をやるという話になるだろうことは容易に推測できるのです。ミャンマー人が自分で経済発展を成功させるのではなく、下手をすれば外国人の奴隷になるだけである可能性は簡単に見出すことができます。私はタイやベトナムの発展について詳しくないですが、きっと同じようなことがあったのではないかと思います。

さて、今回の記述は、ミャンマー人を低めるという意味で書いたのではもちろんなく、これらの欠点に見える特質の裏側には、ミャンマー人の良さや素晴らしさを見出すことができるという点を付けくわえて、今回は終わりにしたいと思います。熱心に外国語を勉強し、店を切り盛りする優秀な女性たちの活躍などもあります。それはまた機会があれば別の機会にします。

長文お読みいただきありがとうございました。

Description title “Why Myanmar is poverty?”

I am Japanese.
I was moved to Myanmar from Japan two years ago.
I have worked together with people from myanmar.
I have studied the Myanmar language for about 2 years.

I can write about some information about Myanmar people from my experience.
If you plan to work in Myanmar, this information will be useful.

Before we continue with my description, I will proceed with a Japanese comparison because I am Japanese.

My keyword for Myanmar is “poverty” so let’s proceed with this keyword.

Why Myanmar is poverty?
The first cause I will mention is that they are not economically developed.
Why is Japan rich?
Because Japan was the economic development.

What is necessary to economic development?
It is a planning and diligence.

this is my the personal opinion.
In Myanmar, They are planning and diligence is lack.

First, I will write one of the reasons why the planning and the diligence is not enough.
Because, I think that these things can help produce enough food to eat for the people living in Myanmar.Crops like fruits and rice is always plenty in a low cost.

I come to think about Aesop’s fable of the ant and the grasshopper.
Ants knows that the food is insufficient for the coming winter.
So, Ants calculate how much to eat for the coming winter, so they store the food needed in the warehouse. they do it diligently work.

The lack of planning and diligence, could lead into a lack of food for the winter so they could die of starvation.
There is a certain season when food is not enough for the people in the region.
Planning and diligence is needed for them to live.
They are does not need planning and diligence.
They spend together to cherish the family, has been talking much while drinking tea because there have few money.

thank you very much.