マインドマップとGTD

自分の脳が,どのように働くか。機能するか。

これは,間違いなく,生きていく上で考えるべき大切なテーマです。(もちろん僕は専門家ではないので大したことは言えませんが)物事を覚え,考え,決断してくれる脳が,少しでも高い性能を発揮するにはどうしたらいいか,それなりに考えては試しているのです。悲しくなったり,さびしくなったり,嬉しくなったりする感情も,脳の働きですしね。感情も,抑うつ状態に傾きすぎたり,テンションが上がりすぎたりしないでくれたら,そりゃ助かるわけです。脳の働きよ。安定してくれ。

こうやってブログをやり始めたのも,このあたりにひとつの要因があります。自分で考えていることを文章化して他の人が読めるようにすることで,自分の考えをできるだけ見えるカタチにしたいのです。カタチにすると目で読むことができます。脳に入っているだけの情報が目から飛び込んでもくるようになります。この変化って大きいんですね。目で読むと,記憶が強くなるし,新たな発見があったりします。

これとほぼ同じような理由で,マインドマップも活用するようになりました。マインドマップとは,真っ白な紙に手書きで考えの連想をどんどん追加する,メモの書き方です。「僕ってこんなことを考えているんだな」のアナログ表記版です。マインドマップの書き方には色々と約束があるのですが,いくつかの決まりごととして,用紙は罫線なしで無地にする,どんどんカラフルにする,連携の線は曲線にする,などがあります。これらの決まりごとが,最初はどうでも良さそうに感じるのですが,何度も書いているとだんだん意味が分かってくるのです。これを考えたブザンという人は,なかなかすごい人です。

ちょっとブログとマインドマップを比べてみますね。

ブログは,PCでの文章化です。考えを表現するのに,書き換えを何度も行います。割と時間がかかりますが,他の人にも説明できるような表現になります。ブログなので後から検索とかもできますね。読んでもらえることや,自分で読み返すのがなかなか楽しいです。

マインドマップは,紙の上でのメモ書きです。どんどん追加する一方で,消したり直したりすることはしません。はまりこむと結構な時間を使うこともありますが,短時間で書きたいだけ書くこともできます。後から追加して書き始めたりできます。いったん思いつくところまで広げておいて,後からさらに広げることも簡単です。(ブログは,できるだけひとまとまりで書いて,後からはおかしなところを修正するぐらいです。後からたくさん追加することはほぼありません)丁寧な文章化ではなく,思いついたものからどんどん書き加えて見える化します。後から見直す時は,なんだかぐちゃぐちゃになったりしているので,全部読みなおそうとはあまり思いません。連想を広げている間に,「ああ,この考えは面白いな」とか発見したりすることはあります。マインドマップを他の人に読んでもらうことは,まずないですね。

両方とも,「脳の中身をカタチにして見える化する」という意味では同じであることが伝わったでしょうか。そして,それぞれの特性が若干異なるので,両方とも活用しようとしていることもご理解いただけたでしょうか。それならとても嬉しく思います。

生きていくということは,考え続けて学び続けることとも言い換えられます。そのために,「楽しくて」「効果がある」ことを,これからも選びたいと思っています。

以前,このブログを行うのは,「脳の中を探検したいから」という表現をしました。まさに,マインドマップで脳の中を色々と探検し,メモ書きとして地図を広げ,興味が特にあるキーワードをいくつか拾い上げてブログとして文章化し,ズームインすること,これをずっと続けようと思っているのです。

ちなみにこの冒険にBGMはありません。ブログを書いているときや,マインドマップを書いているときは,音楽をかけないことが多いんです。いざ集中して脳と向き合おうとする時って,音が邪魔なんですよね。人にもよると思いますが。みなさんがブログを読むときには,好きな音楽でもかけて,気晴らしや暇つぶしに読んでいただければと思います。

さて,このままではこのエッセイは「ブログとマインドマップ」になってしまいます。ここで主題のもう一つ「GTD」についても言及しておきたいと思います。

GTDとは,やるべきことを全部リスト化しておいて,重要度や分類をしておき,終わったらリストから消込をする,「やらなきゃいけないことリスト化」です。多少,スケジュール管理にも近いものです。詳しい説明は他の方に譲ります。

この管理手法は,私にとてもぴったりで,かれこれ8年ほど続けていますが,全くやめるつもりがないどころか,いよいよ生きていくための欠かせないツールになってきました。GTDを考えてくれた人に本当に感謝です。この手法で「やらなきゃいけないことリスト化」をしておくと,僕は,脳をとてもすっきりさせることができるのです。「なにをやらなきゃいけないんだったっけ?」という状態がほとんどなくなるのです。なぜなら,やるべきことができたら,リストに必ず加えておくからです。何かを覚えてなきゃならない状態は,脳に負荷がかかります。もしくはやり忘れてしまうとがっかりして落ち込み,脳の思考が低下します。これらをできるだけ排除する仕組みなんです。そして脳をすっきりさせておくことで,今取り組むべきことに脳をフル回転させることができます。

GTDで脳をすっきりさせておき,マインドマップで脳の記憶や思考をどんどん書き出し,ブログで思考と記憶を掘り下げながら,他の人に読めるように表現する。これが最近の定番の流れです。ここから,普段の会話のネタが生まれたり,「やらなきゃなー」を「やろう」に変換したりしています。

皆さんは,どうやって学び続けてますか?

LoiLoScopeと温泉旅行

僕は映像を編集するのが好きでして,結構長い間この趣味は続いています。(まぁ,寡作な時期もあれば,全然作らない時期もあって,波があるんですけど)

僕らの世代が,若い頃から映像編集していた最初の世代になるんじゃないかな。20歳の頃には動画デジカメとやらが出始めて,自宅のPCで編集して遊べるようになっていました。(最近の子供たちは,物心ついた時からできるわけで,その世代が大人になったらスケールの違う作品が出てきそうですよね)それでまぁ,友達とどこかに出かけては動画ファイルを撮影して,家で編集して,見て遊ぶ,なんてことをやっていたわけです。そうやっていくうちに,自分の作成スタイルというものが固まっていきました。

まず僕の大切なこだわりは,「短く終わる」ということです。1カット1カットできるだけ削って,「もうちょっと見たい」と思う手前で切る,ということです。こうやって作るようになったのは,動画ってやたらと飽きるものが多いから,というのが大きな理由ですね。つまらん動画を見させられる時ほど,時間が早く過ぎてくれと思うことはありません。さらに,短い方が記憶にも残りやすく,「思い出を素敵にコンパクト化」してくれるのです。まったく自分が映っていない他人の動画でも,短くてすぐ終わるものだと「楽しそうで良かったね」ということになります。これが長ったらしいと,「まったく困った人だな」という展開が待っています。

これに付随したもう一つのこだわりは,「選曲」です。つまり,曲を1曲か2曲選んで,その長さ5分~10分で,すべての映像をまとめこむ,という手法です。映像の長さは,曲がどれほど長いかで決める,ということになります。できるだけ曲を途中でカットすることはしません。しかしこの選曲が難しい。その時のメンバーの雰囲気とか,思い出とか,世代とかで,選べる曲が変わってくるんですよね。いい音楽さえ見つかれば,それに合わせてぱつんぱつんと映像をカットしながら放り込んで,はい出来上がりってな具合です。(だからできるだけ,映像を撮影して遊んでいる間に,今回のBGMはあれだな,って決めるようにしていました。)

こんな感じで作った編集動画がいくつも残っているわけですが,時々ふと見ると,そうですね,ノスタルジックですね。ニヤニヤしちゃいます。「僕,若いな」なんて思うわけです。時々,「この頃の僕,頑張ってるな」なんて励まされたりもするのです。まさか未来の自分を励ますとは思いもしませんよね。作っているときは。

さて,編集にはPCを使います。けれども,映像編集ってPCの性能がかなり必要なんですよね。最近のFULLHD画質なんて記録しようものなら,編集がすごく大変(というか環境によっては不可能)なのです。僕は特に,一つ一つのカットをいじりたいから,ある程度さくさくとソフトが動いてくれないと,使い物にならないのです。だから,編集のために撮影する映像の記録サイズを小さくするというのは常套手段です。

けれども,せっかく綺麗な動画が撮影できるのに,あえて劣化させた記録をするというのもつまらないものです。それで,去年のとある結婚式の映像を撮影するのに,綺麗な画質の映像記録を使ってみたんですね。撮影アイテムは,今は亡きSANYOのXactiです。(今検索すると,PanasonicのXactiって出てくるのです。切ない…)でまぁ,編集しようとしたわけですが,うむ,重い。思うようにならない。それでもうしょうがないから,適当な編集で終わらせようかなと思っていたのです。

しかしその時,青天の霹靂。とある知り合いが「ロイロ,使ってみたらいいかもよ」なんて言ってたんです。こちらは「ロイロってなに?」状態です。それでもまぁ,使ってみましたよ。 LoiLoScope2。無料体験版。どれどれ。


これはさくさく編集できる。しかも,広い仮想デスクトップに映像を並べて編集する,とても斬新なアイディア,なおかつ使いやすい!どひゃー。世の中,進歩してました。知りませんでした。すみません。僕の ThinkPad x300 + SSD (xp)環境でも,十分このサイズの映像が編集できる! と衝撃が走りました。さようならUlead VideoStudio。今までありがとう。料金をお支払いし,LoiLoScopeの制限を解除して,やりましたよ編集。

無事に友人に納品を済ませ,楽しんでいただけました。良かった良かった。

実は,結婚式の編集がもうひとつと,友人たちと行った温泉旅行が残っていまして,手つかずのまま数か月が経っております。昔だったらこんなに放置するなんて考えられないんですけどね。仕事と遊びのバランスって難しいものです。あと,翌日のことを考えて無茶ができなくなったなぁと感じる今日日です。

今後の計画ですが,Xactiもいいんだけど,NEX-C3のミラーレス一眼で撮影する動画も,なかなか良さそうなんですね。ですので,一眼動画でどんな仕上がりになるかやってみたいですね。

時代はどんどん,動画を見る環境を向上させてます。けれども,人を楽しませたり,新しく発見させたり,感動させたりするコンテンツは,あまり向上している感じがしない。昔のよくできてる映画とか見ると,やっぱり引き込まれて面白いもの。

これから求められるのは,お金と時間がしっかりかかった,飽きさせないコンテンツ作りなんでしょうね。優秀なクリエーターが待望されます。しかも何人も。みんな,ただの映像鑑賞者ばかりになってしまいますと,作り手が足りなくなりますね。

僕もいつかそういう活動の一端で遊びたいものです。ともかく,僕は,LoiLoScopeを起動して,温泉旅行の編集をしなきゃな。で,温泉旅行の編集に,どの音楽を使うかが決まっていないんだった。早く決めなきゃ。

映像編集で情報交換できる人,募集してます。(といってもこのブログに,問い合わせ機能は今のところ付けるつもりないけど…)

タイムズプラスとETCカード

車を持たない生活も10年を過ぎ,時々運転がしたくなるけれどコストを考えるともったいなくて車は買えない状態が長いこと続いて来ました。もちろん今後も車は買わない予定なのですが,最近とても素晴らしいサービスが身近なところで始まりつつあり,何だか嬉しい限りです。

そのサービスとは,タイムズがはじめたタイムズプラスというレンタカーサービスです。これは,一時間800円でフィットとか乗れる仕組みです。もちろん,基本は一箇所に1台だろうから,誰かが借りてるあいだは他の人は乗れない,ということになるのでしょう。(あまり詳しくは調べてないけど,そういうことなのだろうと思う)

5時間だと単純計算で4,000円,6時間になるとパックで3,900円になります。これだけ見ますと,料金的には最近の格安レンタカーより若干高い感じがいたします。半日で3,000円とかあるからね。しかししかし,ちょっと調べてみると,なかなかツボを突いたサービスなんですよ奥さん。

まず,「アーリーナイトパック」というサービスが僕にとっての目玉です。これはなんと,2,000円で18:00-24:00までの6時間を借りれるんですね。めちゃ安。このタイムズプラスサービスの思想が,日中の買い物とか送迎を想定しているからなんでしょうね。しかし僕はまさにこの時間に借りたいのです。格安レンタカーの最大のネックは,20:00とか21:00で店が閉まるっていうことなんです。そんなに早く帰ってこれないよ。閉店時間すぎたら,翌日の朝返してくださいね,なんてどこも平気でやっているんです。そりゃ人件費とか色々あるんだろうけども,それじゃなかなか借りれないですよ。タイムズプラスは駐車場に帰ってくればいいだけだから,閉店時間問題もクリアしているのです。オマケに夜でよければ6時間2,000円ですよ。パックは,走行距離x15円がプラスされますけど,最後にガソリンを満タンにする必要もないんです。本当すごいよねぇ。(誰がいつガソリンを入れるのかという疑問があります。誰がその仕事をやっているのでしょうか。)

保険についても問合せました。なんと,保険込みです。免責金額もないわけです。あのですね,レンタカー借りる時にね,免責の選択って面倒なんです。店側は「当然付けますよね」っていう感じで来ます。基本。しかし,こちらは安全運転するし,安く抑えたいから「免責いらないんです」って拒否です。基本。「あ,そうなんですか。みんな付けるのに」というこのやりとり。無駄。本当に。これが省略されているなんて,さらにハッピーなんですね僕にとって。

しかも,タイムズプラスは全車ETC+カーナビです。格安レンタカーはカーナビで500円とか追加するんですよね。こういうのが意外ともったいなく感じます。けど,実際ナビがなかったらとても不便。だから,最初からナビ料金込みの値段にしてくれたほうがよっぽど気楽。

というわけで,私はETCカードを持たない生活をしていましたが,今回タイムズプラスとETCカードの契約を両方とも行うことにしました。時代は進むね。

さて,ETCカードをどこで申し込もうかな,と検索していて,EPOSカードのETCのデザインがなかなか良かったので,ネットからポチっと申し込みました。これで来るのを待つだけ。と画面を見ると「三週間ほどでお届けします。」とのこと。なんだこりゃ! カードを発行して郵送するのに20日もかかるのかい。誰が何をやっているとこうなるのかねぇ,とマルイの内情を何となく邪推した上で,どうせETCカードの発行は無料だから,セゾンカードの方も申し込んでみようとやってみました。

そしたらセゾンの申し込みの方が全然楽。EPOSは,ログインしているのに再びカード番号とか入力させるし,なんだか読みにくいし,インターフェイスの設計がイマイチだなと感じました。しかもセゾンは「一週間ほどでお届けします」だそうで。そうだよね,それがあるべき姿だよ,と思いながら,現在二枚のETCカードが届くのを待っております。

この春,もしくはこの夏,タイムズプラスで借りたフィットに乗って,首都高でもドライブしようっと。調子に乗って,新東名でも走ってみようかなぁ。新東名は途中で引き返せるのかな,一回出ないとダメなんだろうな。僕みたいな「ちょっと走ってみたい人」向けのコースってないのかな。あるといいんだけど。

たのしみだね~。ありがとう,タイムズでサービスを考えてくれていた人たち!乗ることで恩返しします。